うっかり書き忘れるところやった!
11月に訪ねたミュンヘンでは「こどもフォーラム」の視察が目的やったんですが、
フォーラムの後で説明を伺ったヤーナさんのお話しに目から鱗が落ちまくり!!!
彼女は「こども代理人」という、
ミュンヘン市社会局青少年部に置かれた特別職(年700万円支給!)を担当しています。
「こども代理人」はドイツ全土に約100人ほどいるのですが、
バイエルン州は保守的でその設置が条例で定められておらず、
こどもの参画が遅れているそうです。
バイエルン州の中でも唯一(?)社会党のミュンヘン市のみが、
市の条例で「こども代理人」を置くことを制定しています。
というわけで、ヤーナさんはバイエルン州にただ一人の特別職「こども代理人」なのです。
では、「こども代理人」とはどんな役目なのか。
市役所の全ての部局に「こども担当者」がいます。←ここがすごい!
(確か勤続14年以上のベテラン職員が配置されている、と言ってたような^^;)
担当者と共にこどもに関する事業をいかに横つなぎにするか。
「それが最も重要な役目です」
と仰ってました。
また、「こどもフォーラム」での提案を受けとめた市議会と市役所をつなげ、
こどもの参画をコーディネートしていく役目も。
「ミュンヘン市はこどものための都市です」
映し出された画像にはこう書かれてあります。
この目標を実現するために「子どもの権利条約」を元にした、
今後20年のガイドプランが議会で可決されているそうですが、
「いいことは書いてあるけど、
“実現できない”のでは意味がない。
だから各課と対話を重ねながら作りました」
そうなんだ!
そこなんだ!
今、高知県こども条例に基づく「12の行動プラン」を委員会で見直しゆうがやけんど、
えいことは書いちゅう、けんどイマイチ行動につながらん。
やはり実現に繋げる役目を持った、
想いを持った「人」の存在が欠けてるからなんだ!
そう強く強く感じたのでした。
ヤーナさんの補助的存在として、
ミュンヘン市内25地域にボランティアの「こども代理人」もいるそうです。
その結果、
「ある程度の規模のプロジェクトで、
全くこどもの参画無しに行われたプロジェクトはありません」
とキッパリ。
こどもたちと公園設計家など専門家との間もコーディネートし、
「670あるこどもの遊び空間のリニューアルのは、
全てにこどもたちが関わっています」
参加の道具として開発された、
「キットバッグ」メジャー、カメラ、トレペ、地図などが入っている
「キットカー」スコップ、金槌、セメントを混ぜる道具などを装備
があると聞いてウキウキしてきた
しかし、ミュンヘン市は人口約140万人。
「こども代理人は一人じゃとても足りない」
と嘆きます。
「こどもの参画は大人の協力無しにはなし得ない。
大人の支援態勢をどう作るかが重要なのです」
たくさんの大人の協力があって運営されている「とさっ子タウン」は、
まさに理想的な支援態勢なのかも知れません。
2時間にわたってお話しをお伺いした後、
市役所の地下に案内されました。
なんとーーーーーー!!
市役所の地下がひろめ市場(笑)
1400人収容のビアレストランです!
140年の歴史を持つそうです!
ミュンヘン中のビールが味わえるところです!
予約でいっつも満席ながやそうです!
10時から24時まで年中無休で営業しゆうがやそうです!
すんごい熱気です!
・・・・県庁の地下もいっそこんな風に改修したらえいに^^;
全蔵元の土佐酒が味わえる「土佐酒レストラン」・・・なぁんて妄想を思わず広げてしもうた。
何度も乾杯を繰り返しながら高知の話題もご紹介。
とさっ子タウンの取り組みのお手本はミニ・ミュンヘン、
いろいろ情報交換も出来ました♪
来年は高知市がこども主体の「こどもファンド」を立ち上げるそうな。
社会の仕組みを学んだこどもたちが、
次は「参画」へと未来を切り開く。
そんな豊かな夢を抱きつつ、新しい年の到来が楽しみでなりません。
「とさっ子タウン」に追い風を
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